はじめに
現在絵の練習をしているのですが、時間が取れなかったりモチベーションの問題で描く間隔が空く事があります。そのため備忘録として現在の形の取り方の感覚を残しておこうと思いこの記事を書きました。

説得力のある絵でも描ければこの記事の信憑性も上がるのでしょうが、あくまで少し慣れて来たなと言う程度です。もし形の取り方を知りたいと検索しここにたどり着いたのであれば、参考程度に読んで頂ければ幸いです。
題材
今回は身近にあり形の変化も付けられるため自分の手を題材にしました。










スマホでカシャリと50枚自分の手を撮影し、それらを形をとる段階まで描いて見みました。大体1つ10~20分、サッと形が決まる場合もあれば位置を動かしたりで時間がかかる場合もありました。その作業の過程で何を考えていたのかなどを記載していこうと思います。
手法、描き順
下の画像を描いた際の手順などを記載していこうと思います。

現在は主にブロックインと言う手法を用いて形を取っています。外周の出っ張りの部分を繋いでシルエットの塊を作り出し、出来上がったシルエットの面を分けていくような手法です。
こちらの記事が分かりやすので参考にしてみてください。
引用元CHULAPO様
・ブロックインのやり方
①質量感を感じ取り設定する


質量感?と首を傾げたと思います、個人的な造語ゆえ説明させて頂きます。
端的言えば、その物体を円でぐるっと囲った形(青円、赤円)を質量感と勝手にそう呼んでいます。
これを感じ取り描いてしまってもいいですし、大体これくらいの大きさで描こうと言う指標に使ってもいいです。

因みにこの質量感が描ければデッサンで言う縦横比が取れた事と同じです。最初は中々感じ取れませんでしたが、意識してみるとなんとなく分かって来ました。ここが崩れれば形は合わないため最重要の部分であると思います。
②好きな場所から描き始める (描き順、パターンA)
(縦横比を最初に決めてから描くような手法はパターンBで記載します。)

どこから描き始めてもいいです、自分が描きやすそうだなと思った場所から描き始めます。自分の場合はこの青のラインだったので質量感を見ながら描き始めました。
質量感…?と再び思われていそうなので少し解説します。
本来であればAB間角度を見て描くと思うんですが、最近はAB間の空間を見るのも悪くないのかなと思っています。下画像の赤丸を感じると言うのでしょうか、加えて正方形(緑)にあてまめると少し潰れているなと、少しだけ潰れた楕円を感じ取りながらAとBを打ち込んでいます。


③頂点を増やして行く





頂点Cを追加します。意識した事は二つです。
①BC間の角度(10度程である事、BC感の質量感でも代用可)
②質量感はどれくらいであるか(画像2枚目、赤丸)
違っても後から動かせばいいので、多少ずれてもいいやぐらいの気持ちで打ち込んでいます。
合わせてみるとより正確になる事
①AB間はBC間の何倍程か(画像3枚目、緑)
②AC感の角度感覚(3枚目、紫)
③質量感の対比の確認です。
①と②はそのままですので③だけ解説させて頂きます。
まず画像4枚目、緑の円に視野を置きます。次に赤丸の対比を感じ取り比較しています。ここでやりたい事は画像5枚目のAを写し取る事なんですが、線感覚で感じ取るより面感覚で感じ取った方が分かりやすのでBの様に感じ取り見ています。伝わっているか不安です。
頂点D追加


頂点Dを追加します。CD間の質量感で角度を見て(1枚目緑丸)赤丸の全体の質量感を見なが頂点Dを打ち込みました。あわせて画像2枚目緑の質量感の対比、オレンジのAやBからの角度感覚、頂点を左に伸ばして行きぶつかった所を頂点ZとするとABの中間程にある事などを確認しました。
線Yを追加



視野を全体に置き、緑の面を見ます。赤の質量感を感じ取りながら、線Yをビーっと伸ばしてしまいます。1発で決めようとしないで迷い線も利用しながら少しづつココだな、と決めて行けば良いと思います。(画像3枚目)これで全体の縦横比が完成したので利用しながら残りの外周頂点も打ち込んでいきます。
頂点EFの追加

頂点EはAをそのまま下ろすだけですね、頂点FはAD間の真ん中程と見て打ち込みます。
頂点Gの追加




頂点Gを追加します。まずCF間の全体の縦軸で見た時どの位置にあるか確認します。大体半分の少し下…半分の3分の1程度とまで分かるとなおいいと思います(画像2枚目赤線)。後は緑の質量感の対比(3枚目)や紫の横に飛ばしていくとどこにぶつかるのかなどを見て打ち込みます(4枚目)。DF間の真ん中程であると見てもいいかも知れません。横軸の決め方に関しては頂点Dから5度くらいである事、全体のフレームで見た場合少しだけ左に動いてる事などを見みました。
④確認作業



これで全体のシルエットの塊が取れたので、あっているかの確認作業をして行きたいと思います。
視野を全体に置き面(緑斜線部)を見て違和感が無いか見比べたり、赤丸の質量感が間違ってないかなどを見ていきます。質量感(赤丸、縦横比)に関しては外すと修正不可能なレベルになってしまうので、ここだけは合わせます。他はサボってもなんとかなる気はします。
以下見る事箇条描き
①全体の枠から頂点位置の確認
・Bは横軸で見た場合半分よりちょっと左
・Aは縦軸で見た場合半分より気持ちだけ上
・Cは横軸で見た場合半分より右
等々…。
②次に頂点間の同士の位置確認
・Aを横に伸ばしていくと DF間の気持ち下にある
・Fを上に伸ばしていくとBF間の真ん中ぐらいになる
・角度感覚の関係性の確認(画像3枚目)
3つめの角度感覚に関して説明させて貰うとそのままなんですが、各頂点間の角度の関係があっているか確認するという事です。ただこの時全部の角度の関係性を確認するのは手間がかかるため、大きく縦と横にフレている所だけでも見るといいかもしれません。説明が難しいんですが、画像3枚目の緑は見なくてもいいから赤は見たほうがいいかもね、という事です。正方形に近いまたは正円に近い質量感がある頂点同士ぐらいはサッと見る…といい様な気がします。
色々書きましたが、全てやるかと言われればNOです。かける時間なども考え適度に形があったなと思ったら進んでいいと思います。
⑤面を割っていく(部屋割り)


頂点Hを追加します。頂点Cの真下である事、頂点Gから少しだけ下にある事、AE間の半分より気持ち上にある事などを見て、後は質量感の対比(緑)を見ながらHを打ち込みます。最後に面(紫)を見ながらあっているか確認しました。
どんどん割っていく






頂点Iを追加します。(画像1枚目)CH間の半分程にあり気持ち左である事、緑の質量感の対比などを見て打ち込みました。次に頂点Jを打ち込みます。(2枚目)AI間の半分より気持ち右である事、後は緑と紫の質量感の対比などを見ました。更に頂点Kを追加(3枚目)、CJ間の半分より気持ち下である事やIJBとの角度感覚などを確認しながら打ち込みました。この調子でLMNと追加していきます。 (4枚目)
ここまで終え頂点間を繋げるとると5面に分かれていると思います。(5枚目)この面があっているかを確認します。(描きませんでしたが、随時面の形があっているかは確認しながら進みます。またこの段階を勝手に面割りだとか部屋割りだとか呼んでいます。)
後はこの調子で更にこの面を割っていくだけです。ここまで取れれば8割方形は取れたと言ってもいいと思います。細部に関しても思う所はあるのですが、またいつか記載したいと思います。
分かり辛い事をかなり言ってると思うで、コメントを頂ければ可能な限りで返信します。
ここはこう見た方が良い、それは違うなどのアドバイス的なものも大歓迎です。٩( ‘ω’ )و
後半ではパターンBの描き方やコツなどを描いて見ようと思います。
ここまで読んで頂きありがとうございました。
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